こんにちは、志帆子です。
いつも訪問いただきありがとうございます。
「卵子の老化に負けない 妊娠体質に変わる栄養セラピー」にて
著者の古賀先生は、妊娠するのにもっとも大切な栄養素は
コレステロールだとおっしゃっています。
こちらは分かりやすい研究データによって説明されておりましたが、
この古賀先生の考えが確信に変わったのは、
宗田マタニティクリニックの院長である宗田哲夫先生の
研究からとのことです。
宗田先生は、「ケトン体が人類を救う」という著書の中で、
新生児や胎児の臍帯血(さいたいけつ)や絨毛のケトン体濃度を
多数測定し、その濃度が基準値の20〜30倍になることを
世界で初めて明らかにしたとのことです。
ケトン体は脂肪を分解してできるブドウ糖に代わるエネルギー源ですが、
胎児や妊婦さんのエネルギー源がケトン体であるならば、
妊娠するために必要なエネルギーもケトン体なのではないかと
予測ができるということなのです。
ケトン体ってこんなにすごいのに、初めて知るだなんて
どういうこと?とか思いました・・・😅
現状、生殖現場では受精した卵を培養液に入れて育てますが、
3日目以降はブドウ糖を栄養としているそうです。
このケトン体の研究が進めば、今後、胚の培養液の組成が
大きく変わる可能性があり、胚発育向上の可能性を秘めている
とのことです。
なんだか、すごいことだなと思いました。
不妊治療の世界は、まだまだこれから新たな発見がされ、
良くなっていくんだろうなと思いました。
とにかく、胎児も妊婦さんもケトン体がエネルギー源としたら、
妊娠前にコレステロールが高い状態を作っておくことは
妊娠にとって非常に有利だと思えます。
古賀先生は、改めて、今までの不妊治療で栄養指導が
ないがしろにされていた、というよりも、
今まであまりにも栄養指導がなされてこなかったと
実感しているとのことでした。
ケトン体をつくるために脂肪が必要で、そのため、
脂質の一種であるコレステロール値を上げる食事が
大切ということになります。
コレステロール値を上げるために「いい油」は、
妊娠の強い味方ということで、
本書にてとっても良い油が紹介されておりました。
その名は、「MCTオイル」です。
こちらは、古賀先生も毎日飲んでいるのことでしたが、
「MCTオイル」は、体内に有用な量の「ケトン体」を
急速にもたらしてくれるオイルなのです。
なんて素晴らしいオイルなのでしょうか。
ネットで色々と調べまして、上記内容について、
詳しく記述されているサイトがございましたので、
引用させていただきます。
人間の体のエネルギー源には「ブドウ糖によるもの」と「ケトン体によるもの」があります。ケトン体とは脂肪を分解して出来るエネルギーのことで、つまりエネルギー源は主に「ブドウ糖」と「脂肪」であるとも言えます。
体に必要なエネルギーは以下の3つの回路からつくられます。
① 解糖系:炭水化物(糖質)➡ブドウ糖➡エネルギー
*余ったものは中性脂肪(脂肪細胞に貯蔵されている)となる
② 糖新生:タンパク質(筋肉)➡必要に応じてアミノ酸が作られ➡ブドウ糖➡エネルギー
③ ケトン体回路:中鎖脂肪酸➡ケトン体➡エネルギー現代人はエネルギーの多くを炭水化物(糖質)に頼りすぎています。しかし、胎児や妊婦さんの主なエネルギー源はブドウ糖ではなくケトン体であるとされています。例えば、卵胞液の中のケトン体濃度はエストロゲンが上昇するとケトン体も上昇します。しかしブドウ糖にはこの変化はないのです。つまり受精や、その後の胚発育の段階でもケトン体がエネルギー源になっている可能性が高いのです。ということはケトン体の材料であるコレステロール値を上げる食事をすれば妊娠しやすい体になる可能性が高いのです。しかし、今までは「脂肪はとってはいけないもの」「脂肪は太る」「脂肪は心疾患のリスクを上げる」という印象が強かったですよね。しかしそれは間違いです!
1977年アメリカ上院より食事ガイドライン「マクガバン・レポート」が出されました。ここには、脂質を30%減らす・バターを食べない・炭水化物を増やすという内容が盛り込まれていました。しかし結果的に心疾患のリスクは減りませんでした。しかも肥満率は倍以上にアップ、しかも糖尿病も増加してしまったのです。その後8年間にわたり5万人の閉経した女性を対象に追跡調査をした結果「低脂肪+野菜豊富な食生活」は総コレステロール値を下げず、心血管障害、乳がん、大腸がんのリスクを下げないことがわかりました。そしてついに2015年にこの「マクガバン・レポート」は誤りだった、低脂肪な食事は健康的ではない、脂肪は悪者ではないという事実が発表されたのです。
引用:はなおかIVF 栄養部|はなおかIVFクリニック品川|JR大崎駅徒歩90秒不妊治療、体外受精専門クリニック
人間の身体は食べ物からできている、ということは言わずもがなですが、私たち現代人が食生活において最も気を付けなくてはいけないことの一つが、「糖質の過剰摂取」です。糖質を主成分とするのは、お米やパンなどの穀物、芋類、砂糖類など。ついつい食べ過ぎてしまう魅力的なものばかりですが、摂り過ぎは老化の元。身体が老化するということは、子宮や卵巣も老化するということです。そこで味方になるのがMCTオイル。私たちの活動のエネルギー源でもある糖質をなるべく抑え、足りなくなった分を補完するのが、MCTオイルから変化する「ケトン体」です。しかも、MCTオイルは糖質を取りたくなる欲求を抑える効果もあるため、糖質制限と併用することで、無理なく続けることが可能。これで、身体の中から赤ちゃんを迎える準備が整っていくのですね。 この糖質制限は、妊活中だけでなく、赤ちゃんを授かった妊娠中にも重要です。糖質の摂り過ぎは危険な食後高血糖を招き、妊娠中のさまざまな病気の引き金になってしまいます。継続してMCTオイルを摂取することでケトン体を維持することができ、健やかな出産へと繋がります。 そして無事出産。胎児や新生児の血液の中には、非常に多くのケトン体が含まれているそうです。さらに、お母さんの母乳の中にも中鎖脂肪酸が豊富に入っています。それがなぜなのか、はっきりした原因は分かっていないそうですが、一つ考えられる理由は「エネルギー補給」。生まれたばかりの赤ちゃんは、発育のため大量のエネルギーを母乳から摂取する必要があります。そのため、エネルギー価の高い中鎖脂肪酸が理想的だという人類の知恵なのかもしれませんね。
引用:MCTオイルの底力 〜ダイエットから妊活・授乳まで〜 - 味とサイエンス
分子栄養学的考えると、機能性不妊症の原因のほとんどは「質的な栄養障害」です。
つまり「たんぱく質不足」「鉄・ビタミンBなどのミネラル不足」が大なり小なり関係しているのです。
また「高インスリン血症」により「脂肪酸→ケトン体回路」が十分機能していないことも関係しています。
「質的な栄養障害」が「高インスリン血症を増悪させる要因になります。
そして、これらの原因がこれまでの「炭水化物に偏った食生活」にあることを、まず理解しなければなりません。そのほか「現代小麦粉のグルテン」「遺伝子組み換え食品」「食品添加物」「農薬・化学肥料」「シャンプー・洗剤などの界面活性剤」「電磁波」などの影響も注意しなければならないでしょう。
不妊症の患者さんに血液検査をしてみると、80%に鉄不足、50%にたんぱく質不足がみられます。
食後数時間以上たって、血糖値が80前後まで下がってもケトン体濃度が極めて低値の方も多く見られます。
これは「脂肪酸→ケトン体回路」があまり機能していない証拠です。
糖代謝の低下によるエネルギー不足が起こりやすい体質かどうかは問診だけでもわかることがあります。
まずは、「鉄不足を補い」、「たんぱく質を多く含む食品をしっかり食べていく」ことから不妊症の治療が始まるのです。
そして「糖質」よりも「脂質」がメインのエネルギー源にできる体質づくりを目指すのです。「40歳以上」でも卵子さえ残っていれば「栄養不足」を解消し「代謝」が良くなれば、妊娠することは難しくないと考えられます。
体外受精を何度もして妊娠に至らず、妊娠をあきらめかけた42歳の女性でも「MEC食(肉・卵・チーズ)」で子供を授かっているのです。引用:不妊と栄養障害 | 兵庫県伊丹市 産婦人科医だからできる妊活向け健康的な女性ダイエット いけざわレディースクリニック
なるべく脂肪が燃える体、ケトン体がエネルギー源になるように、朝はMCTオイルを入れたバターコーヒーとタンパク質のみにして、昼ご飯まで糖質をとらないようにします。夜中から糖質をとらない時間が10時間ぐらいになるプチ断食を行うことで脂肪が燃焼しやすく、ケトン体が出やすくなります。午前中頭がスッキリしていることに気が付くはずです。
本書とネットを調べてみて、「ケトン体」が妊活に有益である
ように思えたので、今は毎朝小さじ2杯の「MCTオイル」と
バターを入れたコーヒーを飲んでいます。
こちらは、ダイエット効果があるようで、
ダイエットのために飲んでいる方が多いです。
いろんなお店を調べましたが、店頭では成城石井が品揃え豊富でした。
私は、ネットでも評判がよく、長島一茂さんも使用しているという
仙台勝山館のMCTオイルを購入しました😀