おはようございます、志帆子です。
いつも訪問頂きありがとうございます。
2019/04/16 の東洋経済新聞に
「自己肯定感」が低い人に表れる特徴
についての記事がありましたので、
ご紹介します。
アメリカで行われた心理学の研究によると、
私たちは1日に6万回の思考を行っているそうですが、
そのうちの約80%、約4万5000回は、ネガティブな思考に
なりがちであることがわかっています。
だからといって、ネガティブな考えを持つことが悪いこと
ではありません。「できるかな?」「疲れちゃうかな?」
といった考えは、失敗や危険から遠ざけ、
助けてくれる大切な信号とのこと。
問題は、その信号を受けたときに
自己肯定感が低い場合です。
例えばあなたは、大切な企画を提出する会議に5分遅れて
会議室に入ったとします。あなたが席に座ると、
上司と目が合いました。自己肯定感が低いと
「ヤバい、怒ってる?」と不安になり、この瞬間を苦痛に感じます。
ところが自己肯定感が高ければ、「私の企画が期待されている?」
と前向きに解釈し、積極的に行動することができるのです。
こうしたネガティブな感情を放ったらかしにしておくと、
「自動思考の罠」という負のループに陥ってしまう可能性もあります。
自動思考の罠に陥ると、新しいことにチャレンジしようと思っても、
「どうせまた失敗する」とすぐ行動にブレーキをかけてしまいます。
後ろ向きな判断で行動が消極的になるとともに、
自分や周囲に対するネガティブな感情が高まり、
自己肯定感が低空飛行を続けてしまうのです。
では、負のループに陥ってしまうほど自己肯定感が低い人には、
どのような特徴があるのでしょうか。
主に5つに分類することができます。
失敗した経験は、強く印象に残ります。
その印象があまりに強いと、同じ失敗を繰り返したくない
という意識が高まり、これが自己肯定感を低くするトリガーとなります。
その原因は「自尊感情」と「自己受容感」の低さにあります。
自尊感情とは、自ら生きる価値を認識し、
自分の生かされた命を大切にする感情。
自己受容感とは、自分のポジティブな面もネガティブな面も
あるがままに認められる感情です。それらが低いと、
過去の失敗そのものは変えることができないにもかかわらず、
「自分はダメだった」「もっとこうするべきだった」と
いつまでも思い悩んでしまうのです。
身近にいる人をライバルとして定め、競い合うことで力を伸ばす
というのは、勉強や仕事で成果を出すために有効な方法です。
しかし、それが正しく機能するのは、自己肯定感が高い人です。
自己肯定感が低い人は、自分がいくら頑張って営業成績を上げても、
「でも、Aくんのほうが金額ベースでは上だから」と劣っている点を
探して、自己否定しまうのです。これも根底には「自尊感情」の低さが
要因としてあります。他人と比較することで、嫉妬心や劣等感から
感情をすり減らしてしまうのです。
何かをはじめようとプランを立てても、
すぐに「できない」と思ってしまう人がいます。
それは「自己効力感」の低さが原因です。
自己効力感とは、自分にはできると思える感覚であり、
それが高ければ、自分は何かを成し遂げることができると
信じられる状態になるのですが、低下すると行動する気力が
湧いてきません。
加えて、自分を信頼して行動する「自己信頼感」が欠けていると、
自分の価値観に従うこともできないから、何事に対しても消極的になり、
挑戦していたことを途中で諦めてしまう傾向が強くなります。