おはようございます、志帆子です。
いつも訪問いただきありがとうございます。
妊娠を夢見る私は、こんな記事を目にしました。
サバ缶の不飽和脂肪酸(EPAとDHA)の効果については、
先日ご紹介しましたが、日経ヘルス2019年12月号の
”女性のカラダと栄養”という特集にて、サバ缶に含まれる
不飽和脂肪酸(こちらの雑誌ではn-3系脂肪酸と呼んでいます)が
子どもの脳の発達にも不可欠ということなどが
掘り下げられていましたので、ご紹介します。
国内で40歳以上の約3000人を対象に行った
疫学検査では、血清中のn-6系脂肪酸(アラキドン酸)
に対するn-3系脂肪酸(EPA)の比率(EPA /AA比)が
0.5%以下だと5年後の心血管病による死亡率が上がる
という結果があるそうです。
しかし、厚生労働省の「国民健康、栄養調査」では、
EPAの摂取量は低めの横ばい状態。
また、55歳以上のEPA /AA比0.6であるのに対して、
45歳以下は0.3ほどで、若年齢ほどEPAの摂取が少ない
こともわかっています。
魚を食べる習慣が減ったことやn-6系脂肪酸の摂取量が
多いことが原因だろうとのことです。
私も最近こそサバ缶を中心に青魚を食べるようになっていますが、
それまでは肉食中心の生活でした・・・。
引用:日経ヘルス2019年12月号
東京大学大学院医学研究科准教授の西大輔先生は、
”心の健康”という側面からn-3系脂肪酸に注目しています。
海外では、魚介類摂取量が少ないほど産後うつに
なりやすい、妊娠期にn-3系脂肪酸摂取量が少ないと
子供のIQが低くなるといった報告があります。
引用:日経ヘルス2019年12月号
妊娠期には、胎児の脳や骨髄、肝臓などの組織を
形成するために、多量のn-3系脂肪酸が必要とされるそうです。
また、一回の妊娠で健常な母親の大脳の体積は
出産までに約2〜6%減少するという報告もあります。
n-3系脂肪酸は脳の重要な構成要素。
精神の安定などのためにはEPAが、胎児の発達などには
DHAが特に重要だと考えているそうです。
妊婦にn-3系脂肪酸(EPAとDHA)を3ヶ月間とってもらったところ
妊娠中期から後期のエストロゲン値が急上昇するタイミングに
n-3系脂肪酸を摂取した群で、うつ症状スコアが下がりました。
引用:日経ヘルス2019年12月号
うつ病の原因の一つとして、慢性的な神経の症状が考えられてます。
n-3系脂肪酸の抗うつ効果は、EPAの抗炎症作用やn-3系脂肪酸が
ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質に影響を
与えていること、腸にも作用し脳腸相関に関与していること
などから説明できるのではとのことです。
そして、研究から、妊娠を考える人には、妊娠前から
妊娠前期は葉酸を、中期から後期はn-3系脂肪酸を積極的に
とることを勧めたいと話されています。
厚労省は「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で、
n-3系脂肪酸の目安量を成人女性1.6〜2.0g /日と
定めています。
以前にもお伝えしておりますように、n-3系脂肪酸(EPAとDHA)は、
サンマ、イワシ、さばなどの青魚に多いです。
アマニ油やエゴマ油をスプーンに一杯ほど味噌汁などに
垂らすのもいいとのことです。
引用:日経ヘルス2019年12月号
サバの水煮缶1缶には、100g〜140gくらいの
サバが入っているので、サバ缶半缶〜1缶食べていれば
問題ないようですね😀
サンマだと32gで済むし、アマニ油やエゴマ油だと
3gだけでいいようです。
気をつけていれば、摂取はそんなに難しくありませんね。
サバ缶は食べ続けていきたいと思います。